英語で表現するときには、英語のマインドがある。
あたりまえを変える。
英語の学びは極めてシンプル、でも「難しい、無理だ」と思っている人が多い。
「あたりまえ」を変える。これまでの思考を変える。
そして、競争したり他の人よりも優秀であろうと努力するのではなく、自らの力を伸ばすことに集中する。昨日、先週、半年前の自分と比べる。自分の変化に気づく。
レインボー イングリッシュ メソッドの目指す学びは、互いに学び合い、喜び合うこと。励まし合うこと。
そして、良きものに向かって学び、それぞれが学んだことを活かしてほしい。
英語は自由な世界への扉、
未知の世界への冒険。
老いも若きも、得意な人も、不得手な人も、すべての方に開かれています。
スタートはいつでもOK。
伝わる英語を伸ばします。
日本と英語圏の違いを知ると
フローが良くなる。
話せるようになっていく。
当然の気持ちを、率直に
~日本人と英語圏の人々の感覚の違いについて その1~
ビジネスメール講座では気遣いのスイッチを変えることが大切であることを伝えています。人と触れ合っていれば当然沸き起こる気持ちを真っすぐに表す、ということが大切。
例えば、なにか良い出来事があって嬉しいときには「良かったですね、おめでとう!」と伝える。何かお願いしたいときには素直にシンプルにお願いする。そして「ありがとう」と伝える。困りごとがあれば、困っていると伝える。受け止めてもらえると思えれば気兼ねなくお願いできるのです。
英文メールを書くときには、日本では「なれなれしい」とか、「厚かましい」とか、「気が付かない人だ」とか言われないかと気になるようなことを、心配せずにダイレクトに書くことがとても大切です。
日本語スイッチを英語スイッチに切り替える。マインドが変われば相手に伝わる英語が劇的に変化します。英文メールが書けるようになっていきます。
ビジネスメール講座アドバンスクラスでは、エキストラの魔法など、英語圏のビジネスマインドについても触れています。些細なこと、簡単にできること、相手のお役に立てることを惜しみなくする。ギブ&テイクではなく、Give, Give, and Give. です。相手の喜びが自分の喜びになる。それを素直な気持ちで自然にする。
相手と自分を重ね合わせて、こんな助けがあったらいいだろうなと想像し、親身になって行動する。Willing to help. です。
自分も相手も心地良くなるからする。相手の喜びは自分の喜び、相手との距離感がとても近い。日本はクールですね。距離感の詰め方と感情表現のハードルの高さが異なるのだと思います。
でも、日本の中にも英語圏のこのような感覚があるのです。とても良く似ていると思うものは、お茶の世界で言うところの「やさしい気持ち」。人の気持ちは万国共通。誰にでも備わっている親しみとか、優しさといった感覚は、伝えようとするときに文化の違いが出てくるのです。スイッチを変えるだけで誰でもすぐにできると私は思っています。これが腑に落ちれば英語で伝わる力が格段に良くなっていきます。
心と言葉と表情と
~日本人と英語圏の人々の感覚の違いについて その2~
ハイ! どうも!
REM会話レッスンでは、お仕事で英語を使いたい方に使い勝手の良い表現をお伝えしています。お困りごとに寄り添うレッスンです。
先週新たに入会されたお客様は、アロマサロンでお仕事をされています。京都の中心街にサロンがあり、外国人観光客も入ってこられるとか。そのお客さんたちの声の大きさや、距離感の近さとか、とてもフレンドリーな様子を教えていただきました。職場の様子や、外国人の方とのやり取りを聞かせてもらってからレッスンスタート。。。
初回レッスンは、”Hi!” と、”How are you?” “I’m good!” の練習をしました。
え?それだけ??
はい、50分のレッスンで練習した表現はそれだけでしたが、お客様は大満足されてレッスンを終わりました。
どういうことかというと、英語を話すときの日本人の心のクセを引き抜くおしゃべりをたくさんしたのです。
一、強い声、大きい声で話す→ささやくようなソフトな声で話さない。
二、豊かな感情を表情やしぐさで表す→感情の起伏を差し引いた話し方はしない。
三、気分よく、そしてお互いの気分が高まるような言葉をかける→味気ない対応はしない。
彼女は子育てがひと段落してサロンで働き始めましたが、朗らかで元気なお人柄で、職場ではよく「声が大きすぎるから注意して」と言われるとか。静かなサロンでは物音ひとつさせてはいけないので、外国のお客さんの声の大きさは対照的だと言われていました。
英語を使って話をするときには、自然な感情を素直に表すことが求められます。素直に表さなければ、何を考えているのかさっぱりわからない人と認識されます。わからない人だな、と思われる程度ならまだ良いのですが。。。
初回レッスンでは、気を遣わず、フレンドリーに、快活に、にこやかに、そして、あなたに良いことが訪れますように、という気持ちを前面に出して話すことが大切で、かっこよく話すとか、発音上手に、などは考えずに、恥ずかしがらず大きな声で話すことの意味を教えました。
すなわち、日本人が通じる英語を話すためには
・思いっきり大きな声で
・息(アクセント)をしっかり乗せて
・心の中、自分の言葉、顔の表情を一致させて
・ダイレクトに伝える。
英語で話すときには、日本人スイッチから、英語圏マインドにチェンジするのです。
おもいっきり、チェンジするのです。
型にはまった会話表現やロールプレイなどのレッスンはしていません。
目からウロコとよく言われますが、是非一度レッスンに来て実際に感じてみてください。
自分の英語が確実に変化します。
自分事、他人事
~日本人と英語圏の人々の感覚の違いについて その3~
20年来の友人で、カナダ出身の女性が家族を連れて日本に遊びに来てくれたときのお話です。5年ぶりの訪日で、小学生だった息子さんたちは中学生になっていました。
大雨の夜、私の家の玄関に入って開口一番
「どうして席を空けてくれないんだろう、本当につらかった」
息子さんたちが口々に話し始めました。まだ靴も脱いでいないのに、早口で移動中の路線バスの出来事を教えてくれたのです。
市街地から郊外に帰る人で夕方の車内は混んでいて、若い方が大きな荷物を座席の上に乗せていました。フレイルな老婦人が乗車しそばに来ても荷物をずっと載せたまま、ご老人はその横で道中ずっと立っていました。私のいる京都ではお年寄りがバスで座れないことはよくあります。カナダ人のお母さんは2年間京都で働いていたので何度も経験はしていたものの、
“ I know…!” と心から悲しい顔をして話していました。ゆがんだ眉や口の動きから、彼女と息子さんたちの気持ちが伝わってきて、こちらもつらくなりました。
人に対して無関心ではいられないのです。
最近は私の町でも大学生かな?若い方がバスの中でお年寄りに席を譲る姿が見られるようになってきました。遠い昔、1人目を妊娠中に一度だけ声をかけられたことがありました。東アジア出身の旅行客でした。時代は確実に変わってきています。学校でも地域でも、お勤め先でも、春の雪解け水のように静かに、静かに、もうすぐそこに大きな変化がやって来ているのかもしれない。新しいカタチのレッスンを模索しています。